貴志川メロンは、和歌山県紀の川市・貴志川エリアで育てられるブランドメロンです。
高野山の西麓に源を発し、古くからホタルの名所として親しまれてきた清流・貴志川。海南高原、生石高原、竜門山に囲まれたこの地は、三波川帯の山々が削られ、川が運んだ砂礫が河岸段丘の上で長い時を経て風化することで、粘土質を含む段丘土壌が育まれました。水はけと保水のバランスにすぐれたこの土に、清らかな貴志川の水と豊かな日照が重なり、メロン栽培に理想的な環境が整っています。
選んだ品種は「サンライズ」。完熟してから収穫するため日持ちが短く、木の上で熟しきった一番おいしい瞬間に穫るこの品種は、一般の市場にはほとんど出回りません。アールス系のような、とろけるような果肉ではなく、しっかりとした食感と、後を引かないスッキリとした甘さが持ち味。重たくないからこそ、何度でも手が伸びる味わいです。
私たちは、自社の野菜スタンドでお客様に直接お届けできるからこそ、あえてこの完熟メロンを選びました。流通に乗せることを考えなくていい、その強みを活かし、産地でしか味わえない味を、穫れたてのままお渡しします。
貴志川ならではの水と土が、その甘さと香りをさらに引き立て、濃厚でみずみずしい味わいに。旬は7月から9月、初夏から秋の入り口まで。ここでしか出会えない、旬のひと玉をお楽しみください。
貴志川メロンは、町おこしのために立てたオープンドメインのブランドです。2020年、生まれ育った貴志川の魅力を伝えたいという思いから、栗山物産が立ち上げました。商標として権利化すれば、この名前を独占することもできるかもしれません。それでも私たちは、あえてそうしませんでした。貴志川の地で育てられたメロンであれば、誰でも自由に「貴志川メロン」と名乗ることができる。寄合を開いて足並みを揃える必要も、組織に加盟する必要もありません。同じ土地、同じ水を分かち合っているというだけで、すでに緩やかにつながっている。一社の利益のためではなく、この土地そのものの価値を広げていくこと。それが、私たちの目指す町おこしのかたちです。
紀の川の豊かな恵みを、ぜひご賞味ください。